絵本［ひよこはにげます］

「きんぎょがにげた」から40年、今度はひよこが逃げました！
おうちから元気に逃げ出した ひよこたちは
広い外の世界で さまざまなものと出会いながら
どこまでも 逃げていきます。
逃げていった その先にあるものは、親鳥の待つおうち。
五味太郎さんならではの快作が生まれました。

　ころころと丸っこくて 目を離すと好奇心のまま ちょこちょこと
どこかにいってしまう ひよこは、まさに子どもそのもの。
子どもには、逃げ出したり戻ったりを繰り返しながら育ってほしい、
それを温かく見守ることのできる世界であってほしいという
作者の思いが感じられます。
　逃げるひよこに気持ちを重ねて、家で待つ親鳥に気持ちを重ねて、
いろいろな読み方ができる絵本です。

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こんなお話が書いてありました。
どんぐりさんの今年度の入園進級式のしおりは、
この「ひよこはにげます」がモチーフです。
このおはなしのように、子どもたちを温かく見守ることのできる世界でありますように。