2019/6/19

「ごめんね」が言いたい

【「ごめんね」が言いたい】

朝の集まりの後、おさんぽに行きます。
帰ってきたら、それぞれが好きな場所で、すっと遊びに入ります。
いつもの流れが、子どもたちは安心します。

今日は、今年度初めて『こおりおにごっこ』がはじまりました。
「オニ決めをして、ルールの中で楽しむ」
これが、なかなか難しい。
前の年長さんがいた時と、また少しルールが変わったりもします。
大人では考えられないような、ルールが作られたり、そのことでケンカしたり、タッチされて『悔しい』という気持ちや負けたくないという勝負を意識しだしたり・・・
いろいろな出来事が待っています。

そして今日は、
思い切り走っていたKちゃん。
年少さんとぶつかり、小さな年少さんは転んで大泣き。
腕をすりむいて、血が出ています。

びっくりして固まってしまったKちゃん。

転んだ年少さんは、手当してもらい、すっかり笑顔に。

みんなもKちゃんを誘い、元の遊びに戻ろうとしています。
その誘いにも応じず、じっと立ちすくんでいます。
ついに、気持ちが爆発するように、泣きだしてしまいました。

「涙が出てきたね」「なんでだろうね」
「・・・・・・なんでかわからん」
なかなか涙は止まりません。

「(転んだ年少さんに)何か言いたかった?」
「・・・・・・ごめんねっていいたいのに、いえない。なんでか、わからんけど、いえない。」
と、また大泣き。

年少さんのことが大好きで、愛情たっぷりと面倒を見てくれているKちゃん。
かわいい年少さんをケガさせてしまったショックもあったと思います。

何ともなく「ごめん」と、すっと言える子もいます。
そうじゃない子もいます。
自分に起きたマイナスなことを受け止めるまでに時間がかかるのか、「どうしよう」と重く責任を感じてしまうからか・・・。

いずれにしても、泣きたいだけ泣いて、気持ちを受けとめてもらったら、その子のちょうどいい時に泣きやみます。

Kちゃんは、その年少さんを目で追っています。
すっと体が動き、年少さんの方へ歩き出しました。
あやまることが、できたようです。

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