2019/5/20

草や葉

どこにでも生えている草
細長い葉
ギザギザの葉
丸い葉
臭い葉
いい香りの葉・・・

落ち葉でさえも、子どもたちの目を通すと、ステキなおもちゃや大切な宝物に見える、らしい。
そんな目が欲しい。
子どもと一緒に、少しでもキラキラした、そんな世界を感じていたい。

オオバコ相撲でひっぱりっこ。
勝っても負けても、大笑い!

細長い草は、ラーメンやおそばに。

どくだみの葉っぱの匂いに「くっさー!」

草刈りした後の草も、ベッドに。
「きもち いい~」と、うっとりした顔!

 

オオバコ相撲! と思いきや、
くさ相撲!

画像に含まれている可能性があるもの:1人、立ってる、子供、木、屋外

勝負あり!
で、この顔!!!

画像に含まれている可能性があるもの:1人、子供、木、屋外

 

 

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『みすゞ詩画集 春』

金子みすゞさんの春をイメージした詩を集め、栗原佳子さんの挿絵の画集。
栗原さんの挿絵は、すべて押し花です。
とてもかわいく、優しい。
どこかで、機会があれば手に取ってみてくださいね。
春・夏・秋・冬・花、とシリーズでありますよ!

栗原さんが書かれた あとがきに、こんなことが書かれていました。

最近、草の上に寝転んだのはいつですか?
草の匂いを思い出せますか?
上に坐ったり、寝転んだりしても、不思議と草はもとのままにすぐ戻ります。おそらく「再生力」というのが草は、とても優れているのではないでしょうか。

それは、まるで、親子や兄弟がけんかをしたときに、どんなにキライと、思っていても、すぐに思いやる気持ちが、再生されるのに良く似ているような気がします。
「再生力」=安らぎ、癒しとなるのかも知れませんね。

みすゞさんの詩を読んでいると、故郷の景色を思い出し、それとともに、どんなみっともないことをしても、失敗しても、私への気持ちを再生してくれる人たちを思い出して、ほっとします。

再生力を鍛えると、いろんなひととうまくやっていけそうな気がします。

写真の説明はありません。

その画集の中から・・・

『しば草』 金子みすゞ

名はしば草というけれど、
その名をよんだことはない。

それはほんとにつまらない、
みじかいくせに、そこらじゅう、
みちの上まではみ出して、
力いっぱいりきんでも、
とてもぬけない、つよい草。

げんげはあかい花がさく、
すみれは葉までやさしいよ。
かんざし草はかんざしに、
京びななんかはふえになる。

けれどももしか原っぱが、
そんな草たちばかしなら、
あそびつかれたわたしらは、
どこへこしかけ、どこへねよう。

青い、じょうぶな、やわらかな、
たのしいねどこよ、しば草よ。